iPhone13シリーズの発売に合わせてリリースされたiOS15。
メジャーアップデートのためUIの変化や最新の機能など楽しみなところではありますが、新しい機種以外をお使いの方は注意が必要かもしれません。
アップデートするとバッテリーに不具合が?
iOS15(2021/10/15現在の最新は15.0.2)へアップデート後、バッテリーの消費量が異常に増えたという声が多く聞かれます。
メジャーアップデート(iOS14→15など)では起こりがちな現象で、多くは数日間使っているうちに収まりますが、中には急に電源が落ちてしまうようになりスマホとして使い物にならないという場合もあるようなので注意が必要です。
当店にも同様のご相談が増えております。特にiPhoneSE、iPhone6s、iPhone7、iPhone8などの機種で多いようです。OSアップデート後にバッテリーが減るようになってしまった…という場合、バッテリー自体には問題ないことが多いので、OSアップデート前からバッテリーが劣化していたという場合を除き、当店でバッテリー交換しても改善しない可能性が高いです。
古めの機種をお使いでまだアップデートしていない方は、様子を見ながら不具合解消を待つのも一つの方法かもしれません。
自動アップデートの止め方
お使いのiPhoneで[設定]画面を開き、[一般]>[ソフトウェア・アップデート]のページへ進みます。
そこで[自動アップデート]をオフにすることで、勝手にOSが上がるのを阻止することができます。
ただし、あまり古いOSのまま使い続けることもおすすめできません。
落ち着いたころに自動アップデートをオンに戻すか、定期的に手動でアップデートするのを忘れないようにしてくださいね。
2021/11/02追記
iOS14を使い続けている場合でも引き続きアップデートできることが判明しております。
iOS15へのアップグレードを様子見している場合でも、iOS14は最新バージョンを保つことをおすすめします!
※ある程度OSが古い場合など、iOS15へアップグレードするしか選択肢がない場合もあるようです。また、この選択はiPhone本体からのみ可能で、パソコン(iTunes)を使用した復元やアップデートの場合はiOS15の最新版にすることしかできませんのでご注意くださいね。
アップデートの時期に増える…リンゴループの罠
もう一つ、新しいアップデートが来るたびに増えるご相談に通称「リンゴループ」があります。
画面がリンゴのマークのまま起動しなくなるという恐ろしい症状ですが、お使いの端末の本体ストレージ(保存容量)がいっぱいの場合に起こりやすく、自動アップデート機能で新しいOSをダウンロードする際に容量が限界を超えそのまま起動できなくなってしまいます。
バックアップが残っていない場合、そのままデータを諦めて初期化するかデータを救出するために決して安くない修理費用を支払うかの選択を迫られることになってしまいます。
そうならないためにも、日ごろから定期的にバックアップをとったり本体ストレージに10GB以上の余裕をもたせておきたいところです。
(とはいえ万が一という事態は起こるもの…そんなときはいつでも当店にご相談くださいね。)